乳製品の過剰で病気に
牛乳は体にいいの?悪いの?
今から20年以上も前のことだと思いますが「あなたの子供は牛ではない」(群馬大学教授、松村龍雄著)という本を読みました。アトピーなどアレルギーの原因は牛の子供に与える乳を人間の子供に与えているからだという内容です。
現在では牛乳に限らず卵をはじめとした異種タンパクが、未消化で高分子のまま腸管から取り込まれることがアレルギーの原因になることが分かっています。
食養の分野では牛乳は「邪食」としてはじめから受け入れられていません。
一方、栄養学者たちは吸収の良いカルシウムをたくさん含んでいるということから牛乳を推奨しています。
果たしてどちらが本当なのでしょうか?
牛乳は消化が悪い
牛乳は分析栄養学的には優良な食品かもしれませんが、牛乳タンパクの80%をしめるカゼインというタンパク質は胃に入ると胃酸に含まれるレンニン(キモシン)の作用ですぐに凝固し消化吸収されにくくなります。
また年をとるにしたがって牛乳に含まれる乳糖が分解できなくなるため、消化不良から下痢を起こす人も出てきます。
未消化のタンパク質は悪玉の腸内細菌を増やして腐敗毒素を生み出します。
お乳は基本的には赤ちゃんの食べ物で、大人が必要とするものではありません。
牛乳の飲み過ぎで骨租しょう症に
牛乳を飲むと血中カルシウム濃度は急激に上昇するため、これを正常値に戻すため腎臓はカルシウムの排泄に努めます。するとこんどは血液中のカルシウム濃度が低下するため、結局骨を溶かしてカルシウム濃度を高めることになります。
世界の4大酪農国で牛乳をたくさん飲む習慣のあるデンマーク、スウェーデン、フィンランド、アメリカで股関節骨折と骨粗しょう症の多いことが知られています。これらはカルシウム不足によって生じる疾患です。
知人にも毎日1リットルの牛乳を飲んでいて骨密度も低い栄養士さんがいました。
骨粗しょう症になりたくなかったら牛乳を飲みすぎないことが大切です。
乳製品を摂りすぎで腸に異変が
ヨーグルトには乳酸菌が含まれていて、腸の健康に役立つ、と思われていますが全米ナンバーワンの胃腸内視鏡外科医・医歴40年の新谷弘実教授はヨーグルトを常食している人の腸相(腸内の粘膜の状態がきれいか・汚いか)は決してよくないと指摘しています。
「自家製ヨーグルトが長寿の秘訣と宣伝されているコーカサス地方の長寿村での長寿者へのインタビューではヨーグルトを食べている人はいなかった」(ニューヨークタイムズ1998,3,14)という記事も紹介されています。
日本人が乳製品をたくさん食べ始めた歴史と併行してアトピーや骨粗しょう症も増えています。
乳がん患者の食歴
新谷教授の指摘では「乳がんになる人は、コーヒーが好きで、牛乳、チーズ、ヨーグルトといった乳製品をひんぽんにとり、肉食をしている」同時に「憩室(ポケット)や停滞便が多く腸の相が悪い」ということです。また「乳がんを発病していなくてもおっぱいの感触がゴリゴリする乳腺症の症状が出ている」のだそうです。
ちなみに「食事の改善とともに毎日5分の乳房のマッサージで乳がんが予防でき(先生の臨床データーではパーフェクト)乳腺症も改善する」ことを述べておられます。いつの場合にも血行をよくすることは大切です。
タンパク質の過剰
1日の適切なタンパク摂取量は体重1kgにつき1gといわれてきました。体重60kgであれば60グラムのタンパク質が必要になります。
しかしこれは肉や乳製品を多食する欧米人を基準とした数値なので、穀菜食を中心にしてきた日
本人には多すぎると思われます。未消化のタンパク質は腸相を悪くして病気をもたらす原因にもな
ります。人によってはタンパク質摂取量を減らすアドバイスが必要になります。




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