血液サラサラ健康術
血行不良は万病の元
東洋医学では血液の滞った状態をお血(おけつ)と呼び、多くの病気の原因になると教えています。江戸時代の漢方医・吉益東堂は「あらゆる病気の原因は血毒である」として「万病一元論:万病血毒説」を唱えました。
近年では「血液ドロドロ」という言葉で、お血の弊害が指摘されています。
血管が縮むと血流が暴悪くなる
血管が縮んで細くなると血液は流れにくくなります。交感神経と副交感神経とがある自律神経のうち交感神経が緊張(興奮)すると血管は縮んで細くなってしまいます。
交感神経は各種のストレスやショックなどによって緊張します。一過性の緊張であれば血管の収縮はすぐに回復しますが、持続的な緊張が続くようであれば、それは慢性的な血行不良をもたらすことになります。
寒さや冷えは大きなストレスです
体が冷えると、交感神経が緊張して血管を収縮させ、体温を逃がさないように働きます。
そのため、「体を冷やさない」「からだを温める」ということは血流をよくする基本となります。虚弱な子供や体力のない高齢者、体に冷えを感じやすい女性などは、体を冷やさない工夫、体を温める工夫が大切です。
栄養素の不足も大きなストレスです
お腹が減るといつでもエサ取り行動ができるように活動型の交感神経が緊張します。
こうした現象は単なる空腹時だけでなく、低血糖症(血糖値が低下した状態)、ジャンクフード症候群(ビタミン・ミネラルが不足した状態)など、いろいろな種類の栄養素が不足した場合にも、落ち着かなかったり、イライラしたり、腹を立てやすくなったり、といった交感神経緊張症状が見られるようになります。お血とる漢方生薬で栄養のバランスを改善することが大切です。
疲労は慢性的なストレスです
これは仕事でも運動でも同じですが、もともと体力のある人や、真面目なタイプの人はついつい頑張り過ぎて過労によるストレス障害を招きやすい傾向にあります。若くて体力のある間はまだしも、限界を超えて蓄積された疲労は慢性的な交感神経の緊張をもたらします。こうしたタイプは休養と睡眠に、交感神経の緊張をリラックスさせることが大切です。
エネルギー不足で血液はドロドロに
一方、疲れているとき、体蘭の悪いとき、運動不足の人、高齢の人などの血液を観察すると、多くの場合で赤血球が絡み合って血液がドロドロの状態になっているのが見られます。
どうも、全身の細胞で作られるエネルギーが少なくなると血液はドロドロになり、血液がドロドロになるとエネルギーが作られにくくなってくるという、負の相関がありそうです。
抗酸化力が低下すると血液はドロドロに
血液をサラサラにするためには肝臓を元気にして抗酸化力を高め、同時に抗酸化作用を持った各種の栄養素を摂取することが大切です。
抗酸化力が低下すると、赤血球同士の反発力が弱まって、互いにくっ付いて連鎖し、流れにくくなるからです。
適度に体を動かそう
体を動かすためにはエネルギーが必要です。そのため、日常の活動に少し負荷をかけた程度の軽い運動を続けると、体は必要に迫られて、エネルギーを増産するた「めに血液をサラサラにする機能を高めます。ノ体力のある人はこの対応が素早くできますが、体力がなくなってくるとこの反応が鈍くなります。無理は禁物ですが、自分の体力に合った運動をすることはとても大切です。
酸素をしっかりと体に取り込みましょう
エネルギーの生産に酸素は欠かせません。酸素不足→エネルギー不足→血液ドロドロ→酸素不足→エネルギー不足……いろいろな健康法がありますがそれらは全てこうした負の連鎖を断ち切るためのものです。漢方生薬で連鎖を断ち切りましょう。



