鼻づまりについて
「鼻がつまり、鼻で息ができない」という状態は、日常よく経験する症状の一つです。
鼻の機能は、呼吸する空気の加湿、加温、防塵などです。鼻がつまると、口が乾燥しやすくなるのは、このような鼻の作用がなくなるからです。
鼻づまりは、口やノドの乾燥や痛みのほか、臭がつまって十分に鼻がかめない、横になると鼻づまりがひどくなって眠れない、いびきなど生活の質を低下させたり、副鼻腔炎(蓄膿症.や睡眠時無呼吸症候群などの原因となります。また、鼻以外の症状としては、頭重感や頭痛などを伴います。
原因としては、鼻カゼ(急性鼻炎)など炎症や、アレルギー性鼻炎(花粉症、通年性)の他血管運動性鼻炎や鼻腔の構造的な問題などで生じます。一般的には、このうち2つ以上の要因が関与しており、アレルギー性鼻炎と気温の変化やストレスなどの精神的なものが原因となって起こる血管運動性鼻炎の両方が重なっているときもよくみられます。また、最近はアレルギー性鼻炎と副鼻腔炎を併発した粘液性鼻汁のものが増加傾向にあります。
なお、鼻づまりとくしやみ・鼻水は発症機序が異なり、症状の現れ方にも違いが見られます。
鼻閉状態
鼻づまり(鼻閉)とは、鼻の粘膜が浮腫により肥厚して鼻腔が狭まり塞がった状態です。鼻粘膜でアレルギー反応や炎症は、鼻粘膜の血管(静脈系)を拡張して腫脹や鬱血を引き起こし、更に血管透過性先進によう浮腫を生じて、鼻づまりを起こします。また、朝夕など、温度差、精神的ストレス、粘膜の血管収縮用の点鼻薬の使いすぎ、タバコの煙や香料などの刺激臭などさまざまな要因に対して鼻が過敏に反応してくしやみや鼻づまりを起こす血管運動性鼻炎でも、鼻粘膜の血管拡張が生じ鼻づまりの原因となります。
●アレルギー性鼻炎による鼻づまり
鼻アレルギーにおいて、鼻づまりは一過性のものから慢性の粘膜肥厚に移行し、加えてアレルギ一反応の結果として、ちょっとした刺激に対しても鼻づまりを起こしやすくなります。また、アレルギー性鼻炎の重症度を鼻づまり(鼻閉)の程度でみると、軽症(口呼吸は全くなしが鼻閉がある)、中等症(鼻閉が強く口呼吸が一日のうち時々ある)、重症(鼻閉が非常に強く一日のうちかなりの時間が口呼吸となる)、最重症(一日中完全につまっている)に分類されます。
●アレルギー性鼻炎や鼻カゼによる副鼻腔炎(蓄膿症)
アレルギー性鼻炎で鼻閉が強い場合は、副鼻腔炎(蓄膿症)の合併が比較的多く認められます。アレルギー性鼻炎や鼻カゼに伴って浮腫を起こした鼻粘膜は、容易に副鼻腔の開口部(自然孔)を塞ぎ、さらにアレルギー症状や炎症が鼻だけでなく副鼻腔に及ぶため、急性の副鼻腔炎が生じます。そのため、最初は水っぽい鼻汁だったのが、粘性を帯びるようになり、さらに黄色や緑色の膿に変化します。
鼻トラブルでお悩みの方が見えましたら、中野薬房へ是非ご相談下さい。


