中野薬房健康情報コーナー

気になる むくみ                 

朝、起きた時にどうもはれぼったい、顔を洗った時になんとなくまぶが重い、夕方になるとがむくんでくるというような方は意外と多いものです。む<みは浮腫と呼ばれています。む<みは比較的女性に多<、月経前浮腫・妊娠浮腫・更年期浮腫などの浮腫がありますが、これらはあまり心配いりません。気になるむくみとしては、腎臓病・肝臓病・心臓病などが原因となって起きるもので、むくみが何日も統いたり、尿の量が減ったり、体重が急に増えるという症状が出たら要注意です。

まぶたのむくみ
足首のむくみ
水分のとりすぎ、塩分のとりすぎによっても起こりますが、腎臓病が原因となって起きるものもあります。腎臓病の場合のむくみは、虫にさされたようにまぶたが腫れぼったく、重く感じます。目が細くなるほどむくんだり、目が開かなくなることがあります。ひどくなるとやがて顔全体がむくんできます。胃炎・腎不全よりもネフローゼによるむ<みが顕著に現われます。
足首に起きるむくみには、きつい靴下をはいた・立ち仕事を長時間した・ホルモンのバランスが崩れたというような場合が多いようですが、気になるむくみとしては、心臓病の原因によって起きるむくみがあります。心臓のポンプ
むくみは漢方では水毒といいます。
水はけの悪い土地はいつもジメジメして、ハエや蚊の住み家となり、たいへん不衛生です。
人間のからだも同じことです。水はけが悪<余分な水分が身体の中に溜まっていると、そのためにむくぁが起こります。この水はけの悪い状態を漢方では「水毒」といって一種の病気状態と考えています。この「水」とは体液全体をさしています。体液の流れが悪いと、むくみのほかに、頭痛・めまい・耳鳴り・吐き気・下掃巨汗かき・尿の出が悪いなど、さまざまな症状が起こります。
むくみに用いる漢方処方例
処 方 例 症 状 参 考
五苓散 のどが渇き、汗は出やすいが、尿の出がよくないというような方のむくみに用いる。急性の下痢、暑気あたり、頭痛などにも用います。 蛋白尿の出る腎炎、ネフローゼ、上半身のむくみによい
越脾加朮湯 体力中等度の人で、発汗傾向、尿量が少なく、口渇があるような方のむくみに用います。関節リウマチ、変形性関節症の腫脹にも用います。 虚弱体質や衰弱した人には用いない。
防已黄耆湯 体力が余りなく、色白で水太りぎみで、皮膚に締まりがなく腰から下が重く感じられる、疲れる、汗が出やすいというような方のむくみに用います。 水を飲んでも太るといった、肥満の漢方薬
当帰芍薬散 貧血、冷え症で疲れやすく、頭痛、肩凝り、めまい、動悸がするという様な症状で、どちらかといえば女性に多い、むくみに用います。 血液の流れをよくしてホルモンのバランスを
良くする。

むくみに用いる漢方薬の一部を上記で紹介しましたが、むくみは利尿剤で尿量を増やしたり、漢方薬によって体液代謝を良くすることによって解消したりします。腎臓病・肝臓病。心臓病などの病気が原因の場合には、むくみそのものの治療より原因となる病気の治療が大切です。むくみやその他の慢性病でお悩みの方は健康相談の中野薬房へどうぞ。