
|
5.健康基本は食事から
|
|
5.健康の基本は食事から
中国には昔から「医食同源」とか「薬食同源」という考え方があります。
私たちが毎日、何気なくとっている朝、昼、晩の食事が、即ち医療になり、薬にもなるという意味なのです。
いうまでもなく、私たちが生きていくためには、病院に入院して点滴をうけているような人は別として、三度の食事は欠かせません。
それだけに、食事の内容や、食事の取り方が正しくなければ、健康を害し、反対に正しい食生活を続ければ健康でいられることになります。
きわめて当然のことなのですが、これがなかなか守れないのが現実の姿です。
飽食時代といわれる今の日本では、美味しければ食べるし、不味いと思えば捨ててしまうのが当たり前のようになってしまいました。
しかし、この習慣を続けると、好みの物だけで栄養を取ることになりますから、どうしても栄養が片寄ってくることは避けられません。
栄養指導で、よくいわれることですが、1日30種類以上の食品を、1口30回以上噛んで食べなさいということは、栄養の片寄り、偏食を防止するための、具体的で、誰にも分かりやすい方法なのです。
そのようなことはとてもできない…という方でも、最初からあきらめず、少しでも目標に近づくように心がけて下さい。
学校での勉強と同様、健康作りも普段からの努力が大切です。
第2次世界大戦の前後、食料不足時代に、栄養失調で多くの人が死んだ話がありますが、現在では、子供時代からの飽食の結果、別の意味での栄養失調が起こり、そこにストレスや運動不足が加わって、なかなか治せない慢性の病気で悩む人の数が増えてきたということがいえるのではないでしょうか。
肥満をはじめ、アレルギー性疾患、糖尿病、肝臓病、心臓疾患、痛風、高血圧症、高コレステロール症など、日本人を悩ましている疾病の多くは、食生活を無視しては考えられない関係があるので 「食原病」という言葉が作られているほどです。
ひところ、「医原病」という言葉がよく使われましたが、これと同様、食事の内容など食
生活の誤りからくるもろもろの病気に対して、食事の「食」、原因の「原」と病気の「病」の3つを組み合わせて「食原病」と表現したわけです。
|