第2章 症状とツボ

3.針の無い貼る治療器と指圧代用具



3.針のない貼る針治療器と指圧代用具
 
 「お灸」というと、反射的に「熱い、恐ろしい、跡がつく」と考える人が多いのと同じく らい、「針治療」に対しても「痛い、恐ろしい」と誤解している人が多いものです。
 以前に放映されたテレビ時代劇でのシーンの影響や、医者に注射を受けたときの体験な
 どのせいで、「痛い、恐ろしい」と思っているのでしょう。
 そこで、市販品としては家庭で使える「針の無い針」として、主に金属の粒子を絆創膏でツボの位置に貼付することで、圧反射作用が働き、指圧や針と同じような効果が期待できるものが何種類か販売されています。
 これらの製品には、貼付型はり治療器とか、貼付型接触針、指圧代用異などがあり、効能として「首、肩、腰その他のこりの緩和」、「装着部位のこり、血行」、「筋肉のこりをほぐす、筋肉の疲れをとる、血行をよくする、健康によい」などと書かれています。
 また、一回使用するごとに、使い捨てるものと、絆創膏を替えるだけで半永久的に反復使用できるものなどがあります。
◎ それぞれの特徴と使用方法、症状に合わせた使い方をよく理解した上で、症状に合わせた使い方をしてほしいものです。
 なお、磁気治療器で使い捨てタイプの商品を、絆創膏を替えて使用することは、磁石の極性(N極・S極)を間違え、逆効果になる可能性があるのでしないでください。
 さらには、磁気治療器を磁気の影響を受ける可能性のある、時計や各種カード、パソコン、ワープロのフロッピー等に接触させないようにしなければなりません。
 最近評判の商品としては、貼付型はり治療器として承認を受けた、金属粒子部分に小突起のある円盤型の半導体ゲルマニウム結晶の周囲を、金皮膜環で囲んだ構造で、この二つを杵創膚貼付部位で導電性接触させるものがあります。(二重金属環粒子)
 従来からあるゲルマニウムや、異種金属混合ゲルマニウムと形態は類似していますが、その作用には大きな違いが認められるものです。
 価格が他のものに比較して少々張りますが、使い捨てではなく、何回も使えることを考えると、それほど高価なものとはいえません。
 紛失しないようにしながら、早め早めに使うのが効果的です。
 このほか、好評の指圧代用具として、鋼セラミックの円形突起と六個の球状突起を組み合わせた、一円アルミ硬貨大のメダル状の器具があります。
 絆創膏で筋肉のこったところや、こっているため押して痛いところに貼ることで、筋肉のこりをとり、疲れをとります。
 サイズが大きいので分かりやすく、使い捨てではありません。
 なお、これらのものを効果的に貼る場合にはちょっとしたコツがあります。
 例えば腰が痛いという場合、その腰の部分だけに貼る人が多いのですが、それ以外の部位に自分では気づかない「隠れツボ」とでもいうべき圧痛点が出ていることが多いので、それをみつけて貼ることと、おなじ部位に何日も貼り続けないことがポイントです。